鍼灸に興味はあるけれど、「鍼って痛いんじゃないか」「怖いイメージがある」という理由で、なかなか一歩が踏み出せない方は多いのではないでしょうか。
今回は、鍼が痛くないと言われる理由や、実際に刺したときに感じる独特な感覚について解説していきます!
鍼は注射針よりずっと細い
「鍼」と聞くと、注射の針を思い浮べて痛そうだと感じる方が多いかもしれません。
しかし、鍼灸で使う鍼と注射針は、太さがまったく違います。
- 鍼灸で使う鍼:直径0.16mm〜0.34mm程度
- 注射針(採血などに使われるもの):直径0.6mm程度
鍼灸の鍼は、注射針の2〜3分の1程度の細さです。髪の毛と比べても、そこまで太くは変わらないくらいの細さになります。
先端の形も違う
太さだけでなく、先端の形も痛みの感じ方に関わっています。
注射針は、皮膚や血管を切るために、先端がナイフのようにカットされた形をしています。
一方、鍼灸の鍼は先端が丸みを帯びた形をしていて、皮膚や筋肉の繊維を「切る」のではなく、繊維の間をかき分けるように入っていきます。
そのため、注射のような「チクッ」とした鋭い痛みが出にくい構造になっているのです。
「ひびき」という独特な感覚について
鍼を刺したときに、「ズーン」としたような、鋭い痛みとは違う独特な感覚を感じることがあります。
これを鍼灸では「ひびき」と呼びます。
ひびきは、筋肉が固くなっている部分に鍼が当たったときに起こりやすい反応で、「痛い」というよりも「重だるい」「心地よい」と感じる方も少なくありません。
もちろん感じ方には個人差があり、ひびきを強く感じて不快に思う方もいらっしゃいます。
その場合は、我慢せずに施術者にお伝えいただければ、鍼の深さや角度、刺激の強さを調整することができますので、ご安心ください。
当院での痛みへの配慮
当院では、初めて鍼灸を受ける方にも安心していただけるよう、次のような点に気をつけています。
- 鍼はすべて使い捨てのディスポーザブル鍼を使用(衛生面も安心)
- はじめは刺激の弱い鍼・浅い深さから様子を見る
- 施術中に痛みや不快感があれば、すぐにお伝えいただけるようお声がけする
- お灸や手技療法など、鍼以外の方法も組み合わせて調整する
「痛いのが苦手」「鍼が初めてで不安」という方は、ご予約の際やご来院時にその旨をお伝えください。
お一人おひとりの感覚に合わせて、無理のない範囲で施術を進めていきます。
まとめ
鍼灸で使う鍼は、注射針よりもかなり細く、先端の形も違うため、注射のような鋭い痛みが出にくい構造になっています。
刺したときに感じる「ひびき」も、鋭い痛みとは違う独特な感覚であり、多くの場合、心地よさを感じる方もいらっしゃいます。
それでも感じ方には個人差がありますので、不安な方は遠慮なくスタッフにお伝えください。
鍼灸が初めての方も、安心してご相談いただければと思います。
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この記事を書いた人

出沢 直也(院長/はり師・きゅう師)
はり師・きゅう師 出沢 直也(2013年国家資格取得)。経堂名倉接骨院、三鷹駅前太子堂接骨院(整形外科医・松本不二生氏に師事した院長のもとでASTR【軟部組織への手技療法】を学ぶ)、たかの総合整骨院での勤務を経て、訪問鍼灸院を開業。脳梗塞後遺症や脊柱管狭窄症などで外出が難しい方の施術を数多く担当。2019年ラグビーW杯では来日したアルゼンチン代表選手のケアも担当。これらの経験を経て「はりきゅう めぐる治療院」を開業・運営。日本鍼灸師会・東京都鍼灸師会、JMCAA(日本メディカル美容鍼協会)所属。JMCAA基礎技術の認定治療院。

