次のような症状がある場合は、自己判断で様子を見るのではなく、速やかに医療機関を受診してください。
- 突然の激しい回転性めまいに、手足のしびれやろれつが回らない症状を伴う。
- 片側の耳の聞こえが急に悪くなった、または耳鳴りが急に強くなった。
- 高熱や激しい頭痛、意識がはっきりしない感覚を伴うめまいがある。

電車に乗っているときや階段を下りているときに、ふっと地面が揺れているような感覚になることはありませんか。立ち止まって深呼吸をしても、なかなかその感覚が消えないという方も多いのではないでしょうか。
静かな部屋にいるときほど、耳の奥でキーンという音が気になって仕方がない。日中は気を紛らわせられても、夜になると音が大きく感じられ、眠りにつきにくくなることもあります。
耳鼻咽喉科や内科で検査を受けても「特に異常はありません」と言われ、その後どう対処すればいいのか分からないまま過ごしている方も少なくありません。
めまいや耳鳴りは、本人にしかわからないつらさがあるにもかかわらず、周囲には伝わりにくい症状です。
「気のせい」「疲れているだけ」と言われてしまい、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまう方も多くいらっしゃいます。
当院では、めまいや耳鳴りを耳や脳だけの問題としてとらえるのではなく、首や肩の緊張、血流、自律神経の乱れという視点から合わせて考えていきます。
まずは、ご自身の不調がどのタイプに近いのかを知ることから始めてみましょう。
こんな症状に心当たりはありませんか?
- 立ち上がったときにふらっとして、目の前が暗くなることがある。
- 耳鳴りが気になって、夜なかなか眠れない。
- 病院の検査で「異常なし」と言われたが、ふらつきや耳鳴りが続いている。
- 肩こりや首のこりと一緒に、めまいや耳鳴りが出ることが多い。
このような状態が続くと、外出や仕事に対して消極的になり、気持ちまで落ち込んでしまうことがあります。
めまいや耳鳴りの背景には、一つだけではなく複数の要因が絡み合っていることが多いため、原因を一つに決めつけずに見ていく必要があります。
なぜめまい・耳鳴りは起こるのか

耳の内部には、身体のバランスを感知する器官があり、ここへの血流が不足したり、情報を処理する自律神経のバランスが乱れたりすると、めまいや耳鳴りとして症状が現れやすくなります。
特に首や肩の筋肉が硬くなると、脳や内耳へ向かう血管が圧迫されやすくなり、めまいや耳鳴りを引き起こす一因になると考えられています。
また、強いストレスや緊張状態が続くと、自律神経のうち交感神経が優位な状態が続き、血管が収縮したままになってしまうことも影響します。
当院のトップページでもお伝えしている通り、身体の不調の多くは血流と呼吸の浅さに関わっており、めまいや耳鳴りもその例外ではありません。
このように、めまいや耳鳴りは「耳だけの問題」「脳だけの問題」として片付けられるものではなく、首・肩・血流・自律神経が連動して起こっている症状と考えられます。
めまい・耳鳴りにはいくつかのタイプがあります
- 回転性めまい
景色がぐるぐると回転するように感じ、強い場合は吐き気を伴うこともあるタイプ。 - 浮動性めまい
ふわふわと体が浮いているような、地に足がつかない感覚が続くタイプ。 - 高音の耳鳴り
「キーン」という高い音が続き、静かな環境ほど気になりやすいタイプ。 - 低音の耳鳴り
「ボー」「ゴー」という低い音が続き、耳の詰まった感覚を伴うこともあるタイプ。
どのタイプに近いかによって、体のどの部分に負担がかかっているかの手がかりになることがあります。
例えば、回転性のめまいは内耳そのものの血流や機能に関わることが多く、浮動性のめまいは自律神経や全身の血流の影響を受けやすいとされています。
ただし実際には複数のタイプが混在することも多いため、まずはご自身の症状を整理して伝えていただくことが、施術の方向性を決める大きな手がかりになります。
まじめで頑張り屋な人ほどめまい・耳鳴りを抱えやすい理由
責任感が強く、休むことに抵抗を感じる方ほど、肩や首に力が入った状態を長時間続けてしまいがちです。
「少し休めば治る」と思って我慢を重ねるうち、血流や自律神経の乱れが慢性化し、めまいや耳鳴りが繰り返されるようになります。
八王子エリアでも、デスクワークや立ち仕事で首や肩に負担がかかる生活を送る方から、めまいや耳鳴りのご相談が多く寄せられています。
薬や安静だけでは根本解決しない理由
耳鼻咽喉科や内科での検査は、重大な病気が隠れていないかを確認するうえで欠かせない大切なステップです。
ただし、検査で「異常なし」と判断された場合、その後の対処は薬でその場の症状を抑えることが中心になりやすく、首や肩の緊張、血流といった根本的な部分までは対応しにくいことがあります。
めまいや耳鳴りを繰り返さない体を目指すには、症状を抑えることと、乱れにくい体をつくることの両方を考える必要があります。
鍼灸からのアプローチ

当院の鍼灸では、めまいや耳鳴りのある方に対して、まず首や肩のこわばった筋肉に直接アプローチし、血流を促すことで、内耳や脳への血の巡りを整えていきます。
また、自律神経に関わるツボへ刺激を行うことで、交感神経の過緊張を和らげ、副交感神経が働きやすい状態へ促していきます。
耳鳴りに対する鍼治療の効果については、国内の研究でも検討が進められています。
出典:安藤文紀「耳鳴に対する鍼治療の効果:症例集積による検討」, 『全日本鍼灸学会雑誌』65巻2号, 2015年.
論文詳細(J-STAGEへ)
この研究では、耳鳴りを訴える患者に鍼治療を行ったところ、耳鳴りの大きさや苦痛度、日常生活への支障感に変化がみられたことが報告されています。
すべての方に同じ結果が得られるわけではありませんが、耳鳴りが「どうにもならないもの」ではなく、鍼灸によるアプローチの対象になり得ることを示す報告のひとつです。
何回くらいで変化を感じられるのか
症状の程度や期間によって個人差はありますが、首や肩の緊張がやわらぐことで、ふとした瞬間にめまい感や耳鳴りが軽くなったと感じる方もいらっしゃいます。
慢性的に繰り返している場合は、数回の施術を通じて体の状態を確認しながら、通院のペースを一緒に相談していきます。
まずは数回施術を受けていただき、体の変化を一緒に確認しながら、ご自身に合ったペースを見つけていくことをおすすめしています。
めぐる治療院の鍼灸がこの症状に役立つ理由
当院では、めまいや耳鳴りを訴える方に対して、首や肩だけでなく、頭蓋骨から骨盤までの全身のバランスを確認します。
呼吸の深さや姿勢の崩れも、自律神経の乱れと密接に関わっているため、合わせて見ていきます。
国家資格を持つ施術者が、お一人お一人の症状や生活習慣に合わせて、施術の組み方を丁寧に調整しています。
めまい・耳鳴りをそのままにしないでください
めまいや耳鳴りは、放置していても自然に良くなるとは限らず、慢性化してしまうケースも多くみられます。
「そのうち治るだろう」と先延ばしにするうち、外出や仕事への不安が大きくなってしまう方も少なくありません。
まずは病院での検査を受けたうえで、「異常なし」と言われた不調に対して、鍼灸という選択肢を試してみることをおすすめします。
一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
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よくあるご質問
最後に
めまいや耳鳴りは、本人にしかわからないつらさを抱えやすい症状です。当院は八王子駅から徒歩3分の立地で、仕事帰りにも通いやすい環境を整えています。まずは一度、ご自身の首や肩の緊張具合を確かめに来ていただくだけでも構いません。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人

出沢 直也(院長/はり師・きゅう師)
はり師・きゅう師 出沢 直也(2013年国家資格取得)。経堂名倉接骨院、三鷹駅前太子堂接骨院(整形外科医・松本不二生氏に師事した院長のもとでASTR【軟部組織への手技療法】を学ぶ)、たかの総合整骨院での勤務を経て、訪問鍼灸院を開業。脳梗塞後遺症や脊柱管狭窄症などで外出が難しい方の施術を数多く担当。2019年ラグビーW杯では来日したアルゼンチン代表選手のケアも担当。これらの経験を経て「はりきゅう めぐる治療院」を開業・運営。日本鍼灸師会・東京都鍼灸師会、JMCAA(日本メディカル美容鍼協会)所属。JMCAA基礎技術の認定治療院。

